タイトル | 媚肉の香り〜ネトリネトラレヤリヤラレ〜 |
メーカー | elf |
発売日 | 2008/03/28 |
プレイ時間 | 14~18時間 |
点数 | 93 |
1本道のストーリーに選択肢と移動マップの選択によるキャラの好感度で個別ルートに途中で別れるようになっています。
細かい選択肢が多く、攻略サイトを見ないでやるとバッドエンドなどに行き、正規ルートがわからなくなるかもしれません。
一応バッドエンドに行けば正解ルートへのヒントらしきことを教えてくれるが、なるべく攻略サイトみてやったほうがいいかと。
ちなみに攻略サイトみながらのプレイは選択肢を1個1個見るようにスクロールしましょう。
終盤の選択肢などでネタバレをくらう可能性もありますので。
全体的な感想は無駄な心理描写や会話が少なくサクサク進んで好印象。
FPSのような移動マップに少々ストレスがあるかもしれないが、それ以外は特に問題ないかと。
また登場キャラの年齢が高めなせいか落ち着いた人ばかりでキャラに疲れないのもいい。
そして何と言ってもシナリオの出来。
プロットの段階できっちり考えられており、細かいところまで練られているのが好印象。
アダルトゲームの名の通りエロなしでは語れない大人な雰囲気を楽しめる貴重な作品です。
1時間があっという間で長時間プレイしてても疲れを感じませんでした。
特に最後の4時間は一気にプレイしてしまうくらい引き込まれました。
最後までやらないと意味のない作品でもあるので、プレイ開始したら最後まで是非やってみてほしいです。
ボイスは全キャラ絶妙に合っており、CVは公表はされていないが人選が素晴らしかったと。
BGMは作中に音の主張がまったくないといっていいくらい空気なのばかり。
エロシーンで流れるのが、昭和のポルノ映画で流れてそうと思ったくらいか。
ただ無音が多かったり主張してこないのはあえてやっていることだと思うのでその辺はしょうがない。
むしろこの作品の雰囲気にはこのほうが合っていたのでマイナスとは思わなかった。
お気に入りは「BGM15」
背景が若干古い感じはするが移動マップのシャンデリアとか奥行きの感じは当時、綺麗だったのかも。
またエロシーン限定でアニメーションが入ったりします。
ぬめぬめ動くのでリアルさはちょっとあるかな。
ただ近年の技術と比べると劣ってるとしか言えないかも。
キャラデザインは若干少女マンガチック。
ザ・エロゲっていうデザインよりはこっちのほうがこのゲームの雰囲気にあってると思うのでこれも狙ってやっているのかもしれない。
CGになっても安定はしているのでその辺気にしなければ問題ないかと。
文字通り「アダルトゲーム」というものを楽しめる貴重な作品。
エロのアダルトだけじゃなく色んな意味のアダルトを体験できる作品。
わかりやすい「泣き」や「鬱」を主張しなくても「シナリオがいい」と言わせることができるんだなと教えてもらった感じ。
もしかしたらおっさんや大人になるほど楽しめるゲームであるのかもしれない。
タイトルだけみれば黒いパッケージのゲーム想像して敬遠する人もいるかもしれないが、そんなことはなく、普通にシナリオゲーとして楽しめるので是非やってみてください。
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↓(以下ネタバレ感想)↓
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香織と沙耶に対する感情でこのゲームは評価変わるのかな?
「香織さんエッロッ!wwwサイコーッスwww」とスケベ目線でのめり込めてたらいい作品に思えるかと。
エロゲならこんな天使みたいなキャラいるよねってのを見事に裏切ってくれた。
バッドエンドで主人公に犯されても天使(のフリ)の対応だったからこんな悪女だとは思わないよね、普通。
またあえてメインヒロインがわからないように思わせたのもよかったかと。
・正統派ヒロインでキャラ紹介の1番前の乙葉
・彼女の由紀
・ゲームのタイトル画面独占の香織
・パッケージ独占だが作中1番関わりが薄い沙耶
結局この中なら1番ないと思ってた沙耶がメインだったんで心のガードも緩くなっており予想してないストーリーで楽しめました。
また他のバッドエンドのオチでも乙葉への援助がなくなったり、香織が変わってしまったりと共通して真相のオチに関連があるのは感心した。
ネタバレでもなく、かといって投げやりでもなくとプロットが絶妙にできていた。
他のバッドエンドの妙なあっさり感もちゃんと意味があったということ。
かと思えばテクノブレイクエンドのようなバカっぽいオチもあり笑ってしまった。
あとまったく関係ないが立ち絵の衣装チェンジで松太郎全裸パフォーマンスとか誰得設定。