タイトル | 雨恋 |
メーカー | Noesis |
発売日 | 2014/08/08 |
プレイ時間 | 4~6時間 |
点数 | 69 |
概要
今作は2014年にNoesisというブランドから出ている作品です。
Noesisの作品は現代が舞台のストーリーと珈琲貴族さんのグラフィックがウリで、「フリフレ」なんかの良作も出していましたね。
今作はNoesisの最後の作品で、珈琲貴族さんにとっても現状最後のエロゲ作品となっています。
グラフィックが素晴らしい
色っぽさとかわいさを兼ね備えた珈琲貴族さんのグラフィックがやはり目を引きますね。
立ち絵のポーズなんかもかわいらしさが出ており素晴らしいかと。
しかしそれ以外は……
しかしグラフィック以外は正直厳しい作品だったのかなと。
シナリオはお世辞にもいいとは言えなく、基本的に読み進めるのがきつい作品となっています。
その理由をいくつかご紹介。
肩凝るわ
まずテキストが堅苦しく、クソ真面目なタイプ。
まあまあ見かける「本読むのは好きなんだろうなー」ってわかるタイプの人が書くテキスト。
この手のライターはキャラに会話ではなく知識披露をさせることが多いのが特徴ですね。
キャラ同士のやりとりに意味がないものも多く、基本的にキャラが感情からセリフを吐かないため見てるこちら側も感情が動かない。
そのくせ出会って10分で見知らぬ男女がセックスをおっぱじめるというエロゲ独特の展開を見せられる新手のギャップは悪い意味でなかなかパンチが効いていたかと。
全エンド見るためには最低でも2周することになるんだが、さすがにこのテキストでは2周目でダルく、ある程度読み飛ばさないとしんどかった。
飯飯アンド飯
そんなテキストと併せて作中の半分以上は飯食ってるか、食の知識&雑学の会話で占められているため、またつらくてだるい。
このゲームクリア後におまけで声優さんのコメントがあるんですが、その声優さんにもごはんトーク多いとか言われるレベル。
台本読んでてしんどかったやろな。
そんな食の雑学に時々エッチシーンが入り、さらにその付け合わせ程度にストーリーが進むようになっています。
なぜ疑問文ばかりなんだい?
エロシーンの主人公のセリフが疑問文ばかりなのもこの作品の特徴。
「満足したかい?」
「感じてるのかい?」
「私も気持ち良くさせてくれるかな?」
「何がダメなのかな?」
「こっちの方が好みなのかな?」
1つ1つにドヤ感やら語尾に(ニチャァって付く感じがして抜けるもんも抜けへん。
おっさんが若い子に対して言いそうなセリフなのもまたね。
まあ主人公40近いおっさんらしいからある意味おっさん感が出てるのはええのかもしれんが。
×雨恋(あめこい)◯雨恋(うれん)=売れん
雨恋(あめこい)というタイトルは実は雨恋(うれん)と読む言葉遊びで『売れん』という意味。
ライターがこういうテキストで書くと売れない作品ができるというメッセージ性()が込められていたんだー(ドヤァ
書くことないから考察厨がやりそうなこじつけ解釈でまとめてみました。
まじめに言うとセーブデータあてて楽しもう。
グラフィックはいいので。
テキスト気にしない人はイケるでしょう、だぶん、知らんけど。
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