タイトル | 天使のいない12月 |
メーカー | Leaf |
発売日 | 2003/09/26 |
プレイ時間 | 11~14時間 |
点数 | 86 |
攻略対象ヒロインは5人で誰からでも攻略可能。
特徴として選択肢が難しかったりします。
中には正解と思うほうが不正解だったりと、1つでも選択肢を間違えるとすぐにバッドエンドになるため、サクサク進めたい人は攻略サイト見ながらのほうがいいかも。
プレイ時間は1人目が3〜5時間、2人目以降1〜3時間となっています。
全体的な感想は雰囲気が暗いということ。
ストーリー自体は抑揚もあり、テンポも良いので退屈ではないですが、基本的に主人公の性格が無気力で冷めているので暗く感じてしまうタイプ。
性格もキツめで、特にヒロインにも平気で暴言を吐いたりするので受け付けない人も多いかも。
また、主人公含め、すべてのキャラがこの年代ならではの悩みに苦しんでるので大人な人にはガキ臭いと思うことも多々あるかと。
個人的にはリアルでいいと思うが、ここをどう思うかもこのゲームの評価が分かれてる原因かと。
ボイスは立ち絵のあるキャラはサブキャラ含めフルボイス。
違和感のあるキャラもなく問題ないかと。
BGMはアコギ、ピアノ中心で非常にいい出来。
半分くらいはこの音楽の良さで持ってる感じで、特に各ルートのラストで必ずかかる「それでも誰かを誰かを好きになる」はこのゲームの支柱のような存在。
お気に入りは「それでも誰かを好きになる」、「黄昏のゆりかご」、「もういない誰かとあたし」、「星ばかり見ていた」
またエンディング曲の「ヒトリ」もストーリーの余韻に浸らせてくれて素晴らしい。
2003年発売のゲームだが今でも通用する出来のCGもあり色褪せない。
このゲームの発売当時に流行ってた絵の塗りとはちょっと違っていて、今思えば先取りしていた塗りだったのかも。
立ち絵が若干崩れてたりするのは気になるが、十分みれるレベルではあるかと思います。
個別のラスト2分を楽しむ雰囲気ゲー。
音楽の項目でも書いたがラストのBGM「それでも誰かを好きになる」→エンディング曲「ヒトリ」の雰囲気に浸れるかのゲームかと。
「雰囲気ゲー」って書くとレビューサイトでは逃げのようなワードだし、無理矢理褒めてるような感じもして、あんまり使いたくないんだが、これに限ってはこの部分の評価が1番大きいんでね。
精神状態によってはここで泣けたりもすると思うんで本当にここで浸れるかどうかかと。
あとプレイする順番ですが、
透子→しのぶ→真帆→雪緒→明日菜
がいいかと思います。
この順番以外だと細かいことで他ルートのネタバレがあるんで気になる人はこれがいいかと。
もっと簡単に言えば透子→明日菜の順番は流れ的に守ったほうがいいのかも。
あと自宅に同居人がいたりする人ははじめてプレイするとき、最初の音量に気をつけよう(笑)
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↓(以下ネタバレ感想)↓
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当時からリアルなエロゲとして話題だったが個人的にはプレイ当時「そんなリアルか?」と思っていたな。
ただ今プレイするとリアルと思えた。
というか現代のSNS、出会い系アプリに溢れかえってるメンヘラ特有の悩みをそれぞれのタイプでピックアップしていて、絵も含め、2003年の発売のゲームなのに何か時代を先取りしてたと思わされた(笑)
「メンヘラ」なんて言葉もまだ全然浸透したなかったはずだし。
この時代にSNSあったら透子なんかはまた違った形の女になってそう。
あとやっぱり明日菜さんが個人的には大好き。
個別の感想でも書いたがお姉さんキャラが好きになったきっかけのキャラでああいう押すところは押してきて引くところは引く大人な女性に魅力を感じてましたわ。
現在のエロゲによくあるただただ押してくるだけのお姉さんキャラはあんまりなんよ。